『 サイレントヒル3プレイ記:3はあっさり風味でございました 』
娘は、戦い抜きました(汗)というわけでサイレントヒル3、クリアでございます!!!
あのぉ〜〜〜〜……言って良いですか?
あまりにも呆気なくて、呆然としちゃいました(がび〜ん)
え!!?だって、……ええええっ!!???
あさりとしじみで例えるなら、あさりです。あっさりです。(まとめた)
1や2のED前というのは、それ相応のラスボスがいまして、ドキドキで闘ったのです!!
走り回って、距離をとりながら攻撃をしつつ、ヒットアウェイの戦闘をしたのです!!
しかも普通、EDといいますと、例えば、物語中でわからなかった事が最後に明かされたり、
なんらかの区切りがつくわけですが、今回のEDといいますと、気分的には
走り出したけど、息切れしてしもうた〜(汗)もうダメじゃぁ〜〜〜!!
もうやめていい?テヘッ☆
といった感じ(がぽ〜ん)むしろ途中で誰かに足掴まれて動けない?(怖いよ、それ)
そんなバナナ……。
っていうかバナナ黒くなっちゃうよ、シュガースポットっていうんだよね、あの黒いのって(意味不明)
ああああああ、不完全燃焼じゃぁ〜〜〜〜!!!!
サブキャラたちに関しても、今回は思いのほか「外野」といった印象が強くて、ただただ主人公は
一人孤独に戦い続けたといった感じです(鼻血)
シリーズごとにでてくるサブキャラは個性的なキャラが多く、サイドでありながら、
主人公の物語のパーツを担っていたわけですが、今回の3のサブキャラたちは、
その世界での役割や、それに至るまでの背景が漠然としすぎていて、つかみにくかったのです。
キャラのもつ個性が、世界観に負けてしまったのかもしれません。
オカルト色を前面にだしすぎて強調してしまったのが原因ではないかと。
また日常と非日常の危うい境界線を行き来する恐怖が、今回は同化されてしまい、
(どちらの世界にいてもさほど変化がない点)怖いと感じる気持ちを緩和させてしまったというのも
恐怖の減少の要因。
とにかく始終グロい世界に置かれているので、食傷気味になるのは否めないところ。
またクリーチャーに関しても、世界観に負けてしまった節が見られます(汗)
その世界が形づくるものに同化するものは、異質なものとして認識されにくいので、
その世界に慣れてしまえば、同じように慣れてしまうものだったりするのです。
とまぁ、いろいろと気になる点が多く見られたサイレントヒル3。
オカルト色が強いジャンルは人の好みもありますので、
3は万人向けというよりも、あくまでも好きなジャンルだったらというすすめ方をします☆
う〜〜ん、なんだかもう一押しだった気がするんだけどなぁ〜〜。むむぅ〜。
サイレントヒルの世界観の良さというのは生理的嫌悪というよりも、
「そのなかにある理由」みたいなものだと思うのです。
その人が忌み嫌うもの−それは「物」だったり「思い」だったり「記憶」だったりするものが、
異形のものとなって襲いかかってくる。
それはその人自身にしか見えない「形」だったりするんです。
たぶんこの3の世界観も、誰かの心の深層部の現れだと思うのですが、それが誰なのか
よくわからないのです。それは主人公なのか、それともサブキャラたちのものなのか。
でも理由の追求は、もうプレイヤーまかせなのでしょう(笑)
ともあれ、3は好みで判断するしかない。もう、これに尽きます(汗)
ACTとして見た場合、かなり動きはいいです。カメラワークが気になる点もありますが、
もはや3Dものにはつきものかもしれません。シリーズ恒例の謎解きは楽しいですvv
とりあえずは一息ついたところでの総評でした☆
(2003/11/10)
→3をクリアしたどぉぉぉぉ!!!