【 真・三国無双4猛将伝プレイ記:今回は修羅モードSS風味でお届けします! 】

さて、前回のお話は大事に水をかけて序盤から育てていた夏侯惇の体力ゲージの

ぎりぎりっぷりが眩しすぎるところまででした(マブっ)



戦場でたった二人生き残ったプレイヤーと夏侯惇。

彼女が旅を始めてから仲間になった者も、次々と現れた敵武将によって倒れていった。

ーまだ、……まだ時が早すぎたのだろうか。

次々と斬りかかってくる敵兵を刀でなぎ払いながら、彼女は悔やんでいた。

仲間を失った。

そのことが彼女に体の傷とは違う痛みを与えてくる。
傷なら時がきたなら治りもするだろう。だが、それは命があってのことだった。

名もなく、地位もない。ただ放浪する身に今までこころよくついてきた仲間達。
戦場で苦楽を共にしてきた。命をかけて共に駆けてきた。
国を盗ろうというその時も、誰も反対せず、そんな自分を逆に鼓舞してくれた。
国を盗るというのは、生半可なことではないことはわかっていたつもりだった。

その国を守る兵と民を相手にするのだ。

総勢千以上に匹敵する兵に対し、たった4人で挑む戦。迷いもした。

だが、それでも、それでも

ー 国を、……安らげる土地を皆に与えてあげたかった。

いろいろな国を渡り歩くのは楽しかった。日々がめまぐるしく巡っていくようだった。
でも、皆が安心して帰れる場所をつくってあげたかった。

大きく振りかぶって放った一閃にはじきとばされ、敵兵の何人かが地面へと沈む。
体の芯まで凍らすような雪が降り続き、乱れる呼吸で、口からは絶えず白い煙がでた。

まだだ。まだ、あきらめるわけにはいかない……っ!!!

まだ、守るべき者がこの背の後ろにある。

彼女は隣で同じく敵兵を斬り伏せている男を視界の端で見る。
仲間の中でも、特に一緒にいた時間が長かった隻眼の男−夏侯惇。

いつでも余裕のある戦い方をする男だった。そんな男が今は血泥にまみれている。

駆けつけた時安否を気遣う彼女の言葉を遮るようにして、返り血だと言って
不敵な笑みまで浮かべた。

嘘をついている。

いくつもの戦場を渡り歩いた仲だ。動きが違う。息があがりすぎている。

ここで待ってろという言葉を口にした。総大将は私が討つと。

そうすると、
「ここまで共に来た。今更ここで待てなどと言ってくれるなよ。これはお前の戦でもあり
俺の戦でもある。必ず俺がお前のその手に国をとらせてやろう」

有無を言わせぬ強い意志がそこにはあった。
真摯の眼差しに射抜かれ二の次の言葉は言えなかった。

もう、後にも先にもいくことはできない。肚を決めた。言えぬ感情は忘れるしかなかった。

群がる敵兵を払いのけ、雪土を蹴り上げる。

馬にまたがる総大将の姿が見えた途端、腹の底からわきあがってくる全てのものを
解放するかのように叫び、血や汗と雪ですべる柄を力強く握りしめて雑兵に目もくれず
総大将めがけた。

途中、火矢が何本か肌を切り裂き皮膚がこがしたが、全てその次の瞬間には弩弓兵たちを
叩き伏せていた。

あせりもあった。一刻も早くこの戦を終わらせたかった。

そして−総大将がひるみ隙ができたその瞬間、第三者の声が空気を裂いた。

「私達のこの国、何人にもとらせはしない!!!」

はっきりとその声が聞こえた。

間違いない。総大将袁紹の配下で、その武勇が誉れ高い趙雲だ。

しかし、もう遅い。既に総大将をこの手で打ち倒す寸前なのだ。

が、趙雲も主の危機を黙って見過ごすほど甘くはない。
趙雲は間合いを一気につめ、まさに袁紹を討ち取ろうとする彼女にその忠義の矛を振り下ろす。

隙をつかれた。

もはやかたがつくと思っていた彼女は無防備に近かった。− 息を、呑んだ。

次の瞬間−鈍い金属音がして、趙雲との間を黒い背中が遮る。

「倒せ!!!!」

ただ一言、庇うように立ちはだかり、趙雲の攻撃を己の武器で退けた夏侯惇が吼えた。

その言葉にうたれ、反射的に刀を一閃すると、総大将の首がとんだ。

そして、その意味するところをここまで共に戦った者に確認せずにはいられず、
振り返った彼女が目にしたのは、

地面に伏した夏侯惇の姿だった。

彼女が総大将を討つのを見届けたであろうその瞬間に彼は絶命していた。

総大将を失った敵兵が蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
趙雲の姿ももう、どこにもなかった。

音が、―音が聞こえない。白く煙る雪が無情にも全てを覆い尽くしていく。

勝どきをあげるはずの口から絶叫があがり、雪が舞う戦場に響き渡った。 (完)



っていうか、


これ暗すぎ!!!


しまった!!!途中何度もツッコミをいれるつもりだったのに、何コレ。(ぎゃふ〜ん)

いえ、前回のプレイ記から遊び心でSS(小説)などをいれてみたりしたのですが、
今回書き始めたら、とまんなくなってしまいまして(暴走)

一応、修羅モードのプレイが元の話になるわけですけど、こんなに実際暗くありません(笑)
さらに惇兄が喋っていますが、けしてゲーム中では言ってません(全てはドリーム)
趙雲のセリフもメモってないので、かなりあやふやデス☆(ぐふぅ)

というわけで、前回のプレイ記からの続き。

とんでもない人というのは、趙雲のことです(笑)

そうです。この方。仲間だと滅法心強い反面、敵にまわすと恐ろしくやっかいな御仁であります。

しかもよりによって、建国戦で突如現れてくれるものですから、大層驚きました

いや、驚くというよりか、めっちゃ近場に出現してビビりました(吐血)

さらに上のSSではなんちゃってドラマチック風に仕上げてますが、実際はこのお方、


プレイヤーキャラに見向きもせず、夏侯惇を攻撃し、
軽快に捕縛していった次第であります
(以下略同文)


惇趙同盟の一員としては、このシチュエーションにどっきりんこ☆したいところではありますが、如何せん、

私は大事に水かけて夏侯惇を育ててたのよぉ〜〜〜!!!(泣)


趙雲の馬鹿〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!(叫)


しかも本当、総大将をあと一撃か二撃で倒すところだったんです。

なので夏侯惇は、捕縛セリフを言えないままミッションクリアでした(がび〜ん)

本当SSじゃありませんが、あの時のプレイヤーの心境は


絶叫ものでした。趙雲、あんた鬼だ。鬼やわ


ふんじばっていった惇兄返して〜〜〜〜〜(涙)
そうでなくても、私のプレイ、惇兄出現確率低いんだから〜〜〜〜!!!!


そして国をうちたてたものの、相当やる気をそがれ、

終了させたのは言うまでもないです
。(チ〜ン☆)

ああ、惇兄に次修羅モードで会えるのはいつになることやら(遠い目)

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